第103章

数ある面々の中でも、いちばん浮かれていたのはカリーナだった。

今日の彼女は、危うく足を引っ張るところだったのだ。豪猪の群れに追い立てられたとき、恐怖で指先が魔法信号弾に触れかけていた。あの瞬間、アリシアの反応が一拍でも遅れていたら――カリーナは自分が踏ん張りきれないどころか、隊全体を巻き込んでいたと確信している。だからこそ、あんな真似をした連中が心底憎い。そんな状況で、結果が「一位」なのだ。嬉しくないはずがなかった。

アリシアも同じく胸が晴れていた。自分の首席の座を守れたこともあるし、何より先生たちが手心を加えてくれたのは大きい。もし本当に二十点引かれていたら、一位どころか上位五位に入る...

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